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FlashやFlex,(Ajax),S2Flex2,ActionScript3,yui-frameworks,Akabanaプロジェクトなどのメモ

Flex SDK 3.3/AIR1.5.1/Flash Player 10.0.22.87(debug)環境を作る

Flex3.3がオフィシャルにリリースされ実行環境であるAIR1.5.1/Flash Player 10,0,22,87/といろいろバージョンアップしています。

Flex SDKをいろいろなディレクトリにインストールしたり、Flex Builder 3/Adobe Gumbo MAX Preview MAX Preview /Adobe Flex Builder 3 Plug-inと開発環境も複数あるので何度もインストールする際に忘れないように手順をメモしておきます。

Flex SDK3.3(3.3.0.4852)はマイルストーンビルドなのでRSLが更新されていたり、(framework_3.3.0.4852.swz/datavisualization_3.3.0.4852.swz/rpc_3.3.0.4852.swzなど)Flex Data Visualizationの更新もあります。


1.Flex SDK 3.3

まず最初にFlex SDK3.3をDownloadします。
Flex 3 SDK
http://www.adobe.com/products/flex/flexdownloads/#SDK
Download the Flex 3.3 SDK for all Platforms
http://download.macromedia.com/pub/flex/sdk/flex_sdk_3.zip

Downloadしたら、ディレクトリを作って展開します。以下はFlex Builder 3 pluginバージョン用に展開する例です。

mkdir "/Applications/Adobe FlexBuilder 3 Plugin/sdks/3.3.0"
cd !$
unzip ~/Downloads/flex_sdk_3.zip

展開したらmxmlcを実行してバージョンの確認をします。

cd bin
./mxmlc -version
Version 3.3.0 build 4852

versionが上記の通り3.3.0になっていれば完了です。

2.Flex DataVisialization Components

Flex SDK3.3の展開が終わったら 次はDataVisualization Componentsの展開を行います。Advanced Data GridなどFlex Builder 3 Professionalのライセンスが必要なコンポーネントなので、Flex SDKとは別に配布されています。

Flex 3 Data Visualization Components
http://www.adobe.com/products/flex/flexdownloads/#flex_DataVisualization

上記のリンクよりdatavisualization_sdk3.3.zipをdownloadしたら、Flex SDK3.3を展開したディレクトリに上書きする形で展開します。

cd "/Applications/Adobe FlexBuilder 3 Plugin/sdks/3.3.0"
unzip datavisualization_sdk3.3.zip
java -jar lib/DMV-source.jar /Library/Application\ Support/Adobe/Flex/ .
cdする時には、ディレクトリに空白があるので"(ダブルコーテーション)でくくります。
datavisualization_sdk3.3.zipを展開したら、ソースコードを展開します。 実行はjavaコマンドでDMV-source.jarを指定して実行します。そのときの引数は
  • ライセンスファイルがあるディレクトリ
  • 展開するディレクトリ
の2つになります。
DataVisualizationの展開に成功すると、Flex SDKの直下(上記の例だと3.3.0以下)にfbproというフォルダができます。
  ls -F fbpro
  dmv_automation_build.xml	projects/
projects以下に3つのフォルダ(automation_dmv/automation_flashflexkit/datavisualization)ができそれぞれソースコードが展開されます。

これでFlex SDK3.3の設定は完了です。Flex Builderの設定でインストール済み Flex SDKの項目を開いて追加すればFlex BuilderでもFlex SDK3.3が使えるようになります。


3.AIR 1.5.1 SDK

次に インストールしたFlex SDK 3.3にAdobe AIR 1.5.1 SDKを上書きします。これでFlex 3.3 + AIR 1.5.1の開発環境が整います。
まず最初にAIR 1.5.1のSDKをDownloadします。

Adobe - AIR:Adobe AIR SDK
http://www.adobe.com/jp/products/air/tools/sdk/

ダウンロードしたdmgファイル(AdobeAIRSDK.dmg)をダブルクリックでマウントします。その後Terminalで Flex SDK のルートディレクトリ(3.3.0)に移動し、コマンド(ditto)でコピーします

cd "/Applications/Adobe FlexBuilder 3 Plugin/sdks/3.3.0"
ditto /Volumes/AIR\ SDK/ .
絶対パスで指定するときには以下のようになります。
ditto /Volumes/AIR\ SDK/ "/Applications/Adobe FlexBuilder 3 Plugin/sdks/3.3.0"

Mac OS Xでは、フォルダのコピーは上書きではなく置き換えになるので注意が必要です。間違ってファイルを消さずに上書きをする為には上記のdittoコマンドを使います。

このインストール方法は、開発者向けリリースノートにも書かれていました。

■Runtime

開発に必要なSDKなどの更新が終わったら次はRuntimeのインストールです。

4.AIR 1.5.1

Adobe AIRのページから最新版の1.5.1をDownloadします。

http://get.adobe.com/air/?loc=jp

dmgファイルを開いてインストーラーでインストールすれば完了です。
以下のディレクトリにインストールされるようです。

/Library/Frameworks/Adobe AIR.framework

/Library/Frameworks/Adobe AIR.framework/Versions/Current/Resources/Info.plistをみるとCFBundleVersionが1.5.1.8210になっていました。

5.Flash Player 10,0,22,87 (debug)

最後はFlash Player10です。通常のDownloadサイトからDownloadしてしまうとDebugger VersionではないFlash Playerがインストールされてしまうので、Flash PlayerのサポートページからDebug VersionをDownloadします。ブラウザのplugin,StandAloneそれぞれDownloadすることができます。

http://www.adobe.com/support/flashplayer/downloads.htm

Flex SDK 3.3にはPlatform単位でFlash Player 10.0.22.87が含まれているので上記からDownloadしなくてもインストールする事が可能です。
まず、StandAlone版から。

cd "/Applications/Adobe Flex Builder 3/sdks/3.3.0/runtimes/player/10/mac"
unzip Flash Player.app.zip

次にPluginのインストール(debug)です。

open Install\ Flash\ Player\ 10\ UB.dmg

マウントされたらインストーラを起動します。

open /Volumes/Install\ Flash\ Player\ 10\ Debug\ UB/Adobe\ Flash\ Player.pkg

あとはイントーラーに従ってインストールすれば完了です。Flash コンテンツを表示した際に右クリックしてデバッガとか再描画領域を表示などのメニューがでてくればDebuggerバージョンのFlash Player 10がインストールされた事になります。

--以下リンク

#QA Teamの人?のblog. 過去のDMVソース展開のエントリーのリンクがコメントにあります。
Peter deHaan: Adobe Flex SDK 3.3 is now available http://blogs.adobe.com/pdehaan/2009/03/adobe_flex_sdk_33_is_now_avail.html

#taigaさんのこのエントリーではdatavisualizationのソースコードの展開方法がまとめられています。Windowsな方はこちらの方が参考になります。

datavisualization.swc のソース - blog.taiga.jp
http://blog.taiga.jp/archives/2009/03/04/121500/

Linuxな人はこちらから。
Jason Sheedy's blog: Upgrade to Flex 3.3 SDK for Flex Builder Linux
http://www.jmpj.net/jason/index.cfm/2009/3/18/Upgrade-to-Flex-33-SDK-for-Flex-Builder-Linux

Adobe AIR 1.5.1 - Adobe AIR 開発者向けリリースノート
http://www.adobe.com/support/documentation/jp/air/1_5_1/releasenotes_developers.html

[SDK: Fixed Bugs in 3.3] Issue Navigator - Adobe Bug System
https://bugs.adobe.com/jira/secure/IssueNavigator.jspa?mode=hide&requestId=12020

#このエントリー投稿日時は2009-03-08 19:39:49。2週間もかかっている..orz..
Posted by nod at 2009年03月20日 23:39 | コメント (1) | Clip!! | Clip!! | このエントリーを含むはてなブックマーク |digg it! |del.icio.us it!

この記事に対するコメント

現場でdatavisualization_sdk3.3.zipをセットアップしようとして検索したら、nodさんのサイトにたどり着きました。
有用な情報ありがとうございます。

ところで、datavisualization_sdk3.3.zipのURLが移動したようです。
こちらになっていました。

http://www.adobe.com/cfusion/entitlement/index.cfm?e=flex3sdk

Posted by: dsh at 2009年08月10日 16:03

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